東京喰種 トーキョーグール ★*☆☆☆

東京グール
窪田正孝の怪演がすばらしい。

半グールになった主人公が葛藤がありながらも、無意識の内にグールに変容していくさまには思わず引き込まれた。

でも、それだけ。

窪田正孝の無駄遣い。

それ以外がひどすぎる。

CG特撮は一昔前に逆戻り。

クオリティが低いのは作り手も分かっているはずだが、なぜ公開するんだろうか。

この程度のことしか出来ないのであれば、作らない方が日本映画に対する悪影響も無くていいはずだ。

芸能界引退騒動を起こした清水富美加が結構いい役をやっているが、続編が制作されても次には出られないだろうし、制作側からすればヤケクソで公開したのかもね。



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ローサは密告された ★★★*☆

ローサは密告されたフィリピンのスラムで雑貨屋を夫婦で営むローサ。

生きていくため、というか映画ではこういう所では常識のような描き方だが、少量の麻薬も売買している。

日常品だけの売買で生活しても、まともなスマホも買えないという状況で、儲けのいい商品で身近にあるものと言えばここでは麻薬になるのだろう。

しかしながら、麻薬の取り扱いは当然ながら犯罪。

その日暮らしの人間がひしめくスラムで警察に密告されてしまうのだが、スラムの酷さのみならず、この警察の腐敗ぶりも酷い。

ドゥテルテ大統領が麻薬撲滅の大々的なキャンペーンを展開しているが、その背景となる世界がここにある。


主演のジャクリン・ホセはこの映画でカンヌ映画祭女優賞を受賞。



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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 ★★★☆☆

ザマミーダークユニバース・シリーズですか。

アベンジャーズに始まってジャスティス・リーグ。

もう、いいよと思っていたらゴジラとキングコング(←これはシリーズの名前知らない。)

これは大物俳優ばかり集めたシリーズだけど、出来合いの産業映画という仕上がりですな。

それなりに楽しめるけど、それ以上ではない。

トム・クルーズの気合もあまり感じられないけど気のせい?

彼の映画ならもう少し作りこまれていてもよかったと思うんだけど。

全てリメイクもののシリーズだし。

でも、トム・クルーズのミイラ男ってこれまでのイメージと違うけど、いいかもしれない。



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君の膵臓をたべたい ★★★☆☆

君の膵臓一見ぞっとするインパクトあるタイトル。

理由はどうであれ、このタイトルだけで見る気が失せていたのだが、意外と評判がいいようなので見に行ってみた。

映画の序盤からヒロインが死んでしまうことが分かってしまうので、いかにもお涙頂戴的な話になることが予想されてしまうのも嫌悪感が生じる。

それでも、物語が進むにつれ引き込まれて行ってしまった。

浜辺美波の笑顔、セリフ回しが良かった。

北村匠海も映画の大半をずっと無表情でいたからこそ、ラストで感情を爆発させる涙のシーンが印象的だった。

鑑賞中もどこかアニメ的な画面の色彩、ストーリーのテンポと感じていたのだけれど、本当にアニメ化されるらしい。



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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ ★★★*☆

ファウンダー家族で楽しめるファストフード元祖、マクドナルドの創業者の物語。

これだけ世界中で受け入れられていながら、彼がアップルのスティーブ・ジョブズのような有名人でない理由がよく分かる。

映画では現実のビジネスのいやらしい部分をこれでもかと突きつけられる。

これぞアメリカ資本主義と言ってしまえばそれまでだが、いわゆる「アメリカン・ドリーム」として啓蒙されてきたものとは全く異なる物語がそこにある。

ケーススタディの例として研究されつくしているだろうから、もう彼のような人物は出ないだろうけど、様々な示唆に富んだ作品。

この映画を見るとブランドイメージは確実に悪くなるだろうなあ。

ミニシアター系でしか公開されないのはやはり帝国の圧力か。


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ライフ ★★★☆☆

ライフ2017見せ方はうまいと思うけれど、設定の一貫性の無さがひどすぎる。

宇宙ステーションは空気が密閉されているはずなのに、スラスターから侵入するとか、低圧下で冬眠状態になったはずなのに、活発に船外活動するとか、驚くほどにグダグダなのだ。

ここまであからさまにやられて話が進むと見ている方も無理矢理ついていくしかないよな。

よく考えてみると最初にラボでの取り扱いも対処療法で素人感満載。

この事故の発端も、生物学者ヒューの対応のまずさというのは明らか。

でも、細かいことを気にせずその場のノリに乗っかっているとそれなりに楽しめるかも。

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パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 ★★★*☆

パイレーツオブ
いつの間にか偉大なるマンネリ映画となってしまった。

死んでも復活するので、昔からのファンにしてみれば、どこかで見たストーリーの繰り返しになるのだけれど、シリーズも長くなって一世代回ってしまっているからか、これもアリということになってるようだ。

邦題は「最後の海賊」だが、原題は「Dead men tell no tale (死人に口なし)」。

本作では過去作の伏線の回収も行われていて感動的だったりする。

物語的にもひと段落する感じでもあるので邦題タイトルもありかと思うけれど、原題を見ていると続編もまだまだ続きそうな雰囲気だ。

エンドタイトルの後にも意味深な映像があって歯切れも悪いしね。

やるならやるで、何とかマンネリを脱却してほしいところ。


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2017年上半期映画ベスト10

2017年上半期、自分が見て面白かった映画。

#2017年上半期映画ベスト10
①T2 トレインスポッティング
②夜は短し歩けよ乙女
③モアナと伝説の海
④はじまりへの旅
⑤わたしは、ダニエル・ブレイク
⑥怪物はささやく
⑦ゴールド/金塊の行方
⑧パッセンジャー
⑨カフェ・ソサエティ
⑩22年目の告白-私が殺人犯です-
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2017上半期50

①96年の「トレインスポッティング」から20年ぶりの続編。この20年間いろいろと傷つきながら生きてきた自分たちにしてみれば深く胸に突き刺さることが多い。

②昨今のいかに実写に近づけるかを追及しているCGアニメとは全くの逆位置の映画。アニメは自由だ!表現は無限だ!と嬉しくなる。この湯浅政明監督が「夜明け告げるルーのうた」で賞を取っていたが、そっちは自分はノれなかった。

③②とは対極の映像の、完成度の高いディズニーアニメ。女の子が主人公だが、恋愛要素のないアドベンチャー作品になっているところがかえって新鮮。

④過去から問われ続けている人間の生き方がテーマだがそこに答えはなく、ただ家族愛の大切さを問うところが心にしみる。

⑤EU離脱に至るイギリスの問題点の一部を垣間見る。多様化社会の生み出す格差社会。IT化は社会の不平等を是正させる一方、情報弱者を排除する道具としてもいまだに使用されている。

⑥やはりフェリシティ・ジョーンズがいい。ちゃんとした文学的な寓話です。

⑦マシュー・マコノヒーがいい。大きな儲け話はすべて投資市場が整備されていて、他人のもうけ話をかすめ取ろうとする輩たちの仕組みが出来上がっている。今更ながらアメリカの資本主義の仕組みに改めて驚嘆する。

⑧一見チャラそうな映画だが、時間の概念の扱い方にハッとさせられる。

⑨成功を夢見る男女のタラレバ話は「ラ・ラ・ランド」と似たコンセプトだが、自分はこっちの方が好き。ウッディ・アレン監督作品。

⑩細かい突っ込みどころは満載だが、最後まで途切れない緊張感に圧倒される。


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セールスマン ★★*☆☆

セールスマン アスガー・ファルハディ監督のイラン映画。

妻は何日もまともに身動きできないほど身体的にも、精神的にも大きなダメージを負わされていた。

しかも、途中何度となくレイプまでに及んだ可能性までほのめかしている。

なのに、はなぜ彼女は許してしまうのか。

犯人は金を残していったが、レイプはなかったということだろうか。

妻に許させてしまうこの映画の脚本に男目線のイスラム的というか、古い慣習的な男尊女卑思想がこの映画に見え隠れして納得がいかなかった。

たとえあのようなラストを迎えたとは言え、この国の社会というよりもこの映画の観点が妻の本心を表しているとは自分には思えなかった。

彼らは「セールスマンの死」を同じ舞台で演じる舞台俳優だ。

時代についていけずに死ぬセールスマンを演じてはいるが、その比喩の指すところが違うように感じた。


第89回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品(2017)
カンヌ映画祭脚本賞、男優賞受賞(2016)




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ゴールド/金塊の行方 ★★★*☆

ゴールド消えた100年以上前から金鉱脈を掘り当てることはアメリカンドリームの象徴だ。

それも、今や(とは言っても80年代の話)投資の話になってしまっている。

最近だと「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(2016)の世界がここでも展開されている。

ケニー(マシュー・マコノヒー)が全てを賭けてコンビを組んだマイク(エドガー・ラミレス)はこのあたりのことも全て分かった上でのことだったのだろうか。

この辺りまで事実を基にしているかは分からないが、もし全てを分かった上での仕業なら、この人物は相当のやり手か過去に同様の煮え湯を飲まれたんだろうな。

ヤマシたちの生き馬の目を抜くような世界を垣間見ることができる。



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